しばらく休止しておりました「カフェ連」を再開いたします。
再開第1回は、以下のようなテーマで実施いたします。
ちょっと硬いテーマに見えますが、市民によるきわめて実践的なお話が中心になりますので、多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。
2009年9月6日(日)13:30~16:00
明治学院大学白金キャンパス1号館10階大会議室[地図のページを開く]
参加費 500円以上(カンパ歓迎)
(明治学院大学の学生は学生証の提示により免除されます)
見沼田んぼ(埼玉県)は都市近郊の大規模緑地空間。その見沼田んぼをフィールドに発信する試みとして『見沼学(みぬまなび)』という市民による市民の研究誌が発刊されています。
今回のカフェ連では、その最新号のテーマとなった「耕し続ける自治」でとりあげられた、旧住民・新住民、障害のある人・ない人などが、立場を超えて「自治の農」を生み出した過程の検証をもとに、社会的排除の時代における私たちにとっての「自治」について考えていきたいとおもいます。
主催:日本ボランティア学会カフェ連in Tokyo実行委員会
共催:見沼・風の学校
会場設営の都合上、なるべく、事前に申し込みをお願いします。当日参加も受け付けます。
Email vgakkai(a)popo.or.jp(メールフォームを開く)
FAX 03-3364-5602(エイブル・アート・ジャパン)
近年、あちらこちらで「住民参加」が叫ばれていますが、私たちは、本当に「参加」しているといえるのでしょうか? 政界・官界では「地方分権」がひとつのテーマとなっていますが、そこに市民の声・意向が反映されているとはいいがたい現実があります。 実際、自分たちの暮らしをつくる「政治」あるいは「自治」への日常的な「参加の実感」をもてる人は、ごく少数ではないでしょうか?
「自治」とは、たんに、政治的な自治にとどまらず、大学などの教育の場、労働者としての市民が働く職場、ごく身の回りの生活圏域など、さまざまな場において行使されるものであるはずです。けれども、時代が混迷を極め、社会の分断と排除が進むなかで、市民が自らの存在や、自らを取り巻く環境に対してどのような働きかけをしていったらよいのか、どのように働きかけをすすめていったらよいのか、わからなくなってきているように見受けられます。
埼玉県さいたま市に広がる見沼田んぼでは、旧来の農村共同体が弱体化する一方で、あらたな視点をもつ非農家の市民あるいは、これまでとは違う姿勢をもった行政など、多様なステークホルダーがあらたな形で地域の保全政策形成過程に参加・合意形成してきました。前出『見沼学』ではその過程を検証し、そのなかでその営みを「自治の農」として整理しています。
公共政策と住民自治のせめぎ合いは見沼に限らずさまざまな場で展開されていますが、今回、この見沼田んぼでのきわめてリアリティのある実践についてお話をうかがうなかから、「自治」というものをどうとらえるか、「自治」にはどのような可能性があるのか、あらためて整理し、住民参加・自治・地方分権の関係性と真の意味での参加・自治を考える一歩としていければと思います。
猪瀬浩平