2008年度大会 饗 あえ──あたたかさの交感(終了)

会期

2008年6月28日(土)・29日(日)

会場

青森県立保健大学(青森県青森市)
アクセスはこちら

現代の社会は、便利さや快適さを追求する中で、何処に行っても同じ風景を目にするようになりました。地域固有の文化や自然、私たちの身体すらもが、いつしか市場における消費の対象となり、国家の管理の対象になっています。その背後で、社会の分断が進行しています。複雑化する市場システムによって莫大な富が一部に集まる一方で、そこからから落伍した人々、そもそも参入すらできなかった人々は、国家による保護からも取りこぼされて、「あたりまえ」の生活もままならない状況に置かれています。今、私たちの暮らしに均質化と画一化を迫り、分断と相互不信をもたらす市場・国家システムに抗して、私たち自身の身体や、私たちの足場となる大地に根ざした、限りなく多様な土着の文化を生み出すことが、求められているのではないでしょうか。地域の様々な人々や生き物を排除しないこと、大いなる存在や死者との交わりの方法を持つこと、生々流転の中で喜怒哀楽を生きること、何処にもない〈私たち〉の場所を無限に生み出すこと。そのための語り合い、交じり合いの場を青森の地に持ちたいと思います。

実行委員からのメッセージ

プログラム

第1日目(6月28日)

12:30
受け付け
13:30-14:00
オープニング舞踏
▼福士正一(舞踏家)
14:00-16:30
パネルディスカッション
祝祭空間と知の身体──美にふれ、魂がうたうまち
人が生き、死に、それが祝福される「まち」とは?その空間で、「身体」はどのような意味を持つのでしょうか? オープニング舞踏を受けて、ライブに議論を深めます。
▼三浦雅士(文芸評論家)
青森県生まれ。『ユリイカ』『現代思想』の編集者として活躍。著書『身体の零度』では、舞踏や表情・動作などを考察し、近代の成立と身体へのまなざしの変容について思索を展開している。
▼浜田剛爾(国際芸術センター青森館長)
青森県生まれ。日本のパフォーマンス・アーティストのパイオニアとして国際的に活動を行う。自身の創作活動のほか、各種のアートプロジェクトや国際展のプロデュースを数多く展開。北方少数民族のウイルタ族、カナダ、オーストラリアの先住民の芸術の研究なども行う。
▼鷹山ひばり(七戸町立鷹山宇一記念美術館館長)
1999年に父である画家・鷹山宇一の画業を紹介する同館館長に就任。就任前の約20年間は二科会事務局に在籍し、各種展覧会運営に携わった。鷹山宇一記念美術館は企画展の充実とともに友の会育成や教育普及などを積極的に行い、内外に向けて美術館の魅力と可能性を発信し続けている。
〈コーディネータ〉
▼北山晴一(立教大学教授/21世紀社会デザイン研究学会会長)
16:45-17:15
2008年度年次総会
18:00-20:00
「饗」的懇親会
会場:聖パトリック教会山荘
郷土の料理・飲み物の持ち寄り、歓迎します!

第2日目(6月29日)

9:30-
受け付け
10:00-12:00

共通演題new!

  1. マツリのようなたたかい1988埼玉県庁知事室占拠事件における人間の政治(研究/猪瀬浩平/明治学院大学教養教育センター)
  2. 地域における「共同」観の変遷と可能性:沖縄・共同店100周年の奥集落の模索から(研究/岡幸江/埼玉大学教育学部)
  3. 「世間」を歩くと「世界」に出会う!?:「あなたのまちの『世間遺産』を探そう」の取り組みから(実践/岡部太郎/財団法人たんぽぽの家)
  4. 神戸大学サイエンスショップにおける市民参加型天文研究の試み(実践/高橋隼/神戸大学大学院)
  5. アメリカ合衆国サンタクラリータ市のソーシャルサポートネットワーク、LETMESAILについて(参与観察/小森亜紀子/昭和女子大学大学院)
  6. 人間恢復に向けた学習拠点としてのエコビレッジの可能性:農的共同体「木の花ファミリー」(静岡県)の事例から(実践/佐野淳也/立教大学大学院)
  7. 「地域」が信頼関係を育む:生涯学習施設「里仁館」親と子のサタデースクールの事例から(研究/半田結/東北公益文科大学)

一般演題1new!

  1. 南部町社会福祉協議会が実施した「地域で共に助け合い支え合うまちづくりアンケート調査」からみえてきた地域活動参加とボランティア意識の特徴と社協活動の可能性について(研究/石田賢哉/青森県立保健大学)
  2. 静岡大学教育学部学生におけるボランティア活動の実態について:アンケート調査から(研究/杉山浩二/静岡大学大学院)
  3. スポーツボランティアと運営組織の研究:スポーツイベントに参加の経験から(研究/森政晴/駒澤大学大学院)
  4. 韓国「自願奉仕」義務化の現状と課題(研究/小倉常明/淑徳大学)
  5. 市民による市民のための病院を目指して:病院ボランティア制度の導入(実践/平井優介/北原リハビリテーション病院ボランティア委員会)

一般演題2new!

  1. 更生保護活動における学生ボランティアの意義について:東京少年友の会学生ボランティアに対するアンケート調査の結果から(研究/齋藤史彦/青森県立保健大学)
  2. ソーシャル・エンタープライズが地域で果たす役割:新たな市民力の創造主体として(研究/工藤順/青森公立大学大学院)
  3. 「生活者型消費行動とボランティア活動」の生活への定着に向けた企業と団体の新たな取り組みについて:社会貢献型商品・サービスの普及・定着に向けて(実践/配島正道/コクヨ株式会社経営戦略部)
  4. 介護予防に関わるシニア起業家の実践(研究/中嶌剛/同志社大学大学院)
  5. 青森県におけるNPOの現状と課題(研究/廣森直子/青森県立保健大学)
  6. 占領下日本のNPOの再編:「青年団」と「主体性」(研究/秋葉武/立命館大学産業社会学部)

一般演題3new!

  1. 青森県N町での福祉教育と自殺予防(研究/渡邉洋一/青森県立保健大学)
  2. 飛び出せ!オープンカレッジinあおもりの現状と課題(実践/森竹絢香/青森県立保健大学発達保障研究会)
  3. 飛び地合併に関する考察:青森県中泊町(なかどまりまち)町民へのアンケート調査を通して(研究/越野麻美/青森県立保健大学)
  4. 群馬県東毛地区のボランティア活動の現状と課題:9市町でのインタビュー調査を通して(研究/稲村貴志/ボランティアコーディネーター)
  5. 地域から大学のミッションを問い直す:和歌山大学紀南サテライトの取り組みと今後の展望(実践/西川一弘/和歌山大学サテライト部)
  6. 地域を基盤とした援助を目指して(実践/山口正博/青森県立保健大学大学院)
12:00-13:00
ランチブレイク
13:00-15:00
グループセッション(選択制)
  1. 食べること、生きること、つながること
    食べることは生きることそのものであり、自然とつながり人をつなげることでもあります。食と地域と自然について、ユニークな実践を展開する3人の話をもとに、さまざまな角度から考えます。
    ▼三上公子(NPO法人活き枠あさむし事務局/浅めし食堂)
    ▼宮桂子 (菜の花トラストin横浜町事務局長)
    ▼木村秋則(弘前/りんご農家)
    [コーディネータ]
    小山内誠(NPO法人青森NPOサポートセンター副理事長)
    [コメンテータ]
    猪瀬良一(見沼福祉農園代表)
  2. アートの冒険・アートの愉しみ
    さまざまな人々が芸術の現場に参加することのできる、アート・ボランティアの活動が活発になってきています。表現するという人間の根源的な力をめぐる、より自由な表現の場、交流の場の可能性について考えます。【アートミーツケア学会ジョイントセッション】
    ▼日沼禎子(国際芸術センター青森学芸員/ARTizanキュレーター)
    ▼立木祥一郎(NPO法人harappa理事)
    ▼西里俊文(八戸第二養護学校教諭)
    [コーディネータ]
    野月ひさ子(青森デザイン協会事務局長)
    [コメンテータ]
    播磨靖夫(日本ボランティア学会副代表/アートミーツケア学会常務理事/財団法人たんぽぽの家理事長)
  3. 地域にこだわる暮らし
    グローバル化が急速に進む現代において、市民は「ローカル」をどのように捉えていけばよいのでしょうか。グローバル化に向かい立つ「ローカルな知」を求めて、「地域の暮らし」について語り合います。【21世紀社会デザイン研究学会ジョイントセッション】
    ▼島康子(まちおこしゲリラ あおぞら組 組長)
    ▼根元あや子(NPO法人SAN Net青森 理事長)
    ▼竹浪正顕(津軽弁の日やるべし会 幹事長)
    [コーディネータ]
    高樋忍(建築士/有限会社クレイドル代表取締役)
    [コメンテータ]
    中村陽一(日本ボランティア学会副代表/21世紀社会デザイン研究学会常任理事/立教大学教授)
  4. D.神々との交感
    古来より人間は、圧倒的な自然との多様な交わり、或いは祭りや日々の祈りによって、「大いなる存在」との交感の方法を持ってきました。地域の固有性や、存在の多様性にむかう現代の市民活動において、「大いなる存在」は如何に立ち現れるのか、歴史・民俗学的な知見と共に語り合います。
    ▼斉藤博之(フリーランス・ルポライター/フォトグラファー)
    ▼笹森建英(弘前学院大学)
    ▼長谷川方子(青森市史編さん調査研究員(民俗部会))
    [コーディネータ]
    猪瀬浩平(日本ボランティア学会運営委員/明治学院大学専任講師)
    [コメンテータ]
    楠原彰(日本ボランティア学会運営委員/国学院大学教授)
15:15-16:00
クロージングディスカッション
各グループのコーディネータが集まり、それぞれの議論を共有します
[司会]
槇ひさ恵(日本ボランティア学会運営委員/NPO法人ニンジン)
16:00-16:30
まとめにかえて
▼栗原彬(日本ボランティア学会代表)

※発題者およびプログラム内容の一部を変更となる場合があります。その節はご了承ください。

■参加申込方法

  1. 参加費をお振り込みください
    新規ご入会の場合は、年会費もあわせてお振り込みください。払込用紙の通信欄には「振込内容(内訳)」をご記入ください。振込手数料はご負担願います。払込用紙の受領票をもって領収証に代えさせていただきます。
    ※6月21日(土)以降にお申し込みの場合、参加費は当日会場にて申し受けます。
    ※いったんご入金いただいた参加費は、原則としてご返金いたしかねますのであらかじめご了承ください。
    郵便振替口座 00980-3-94307  日本ボランティア学会
  2. 参加申込フォームにご記入のうえお送りください。
    参加申込フォームはこちらをクリック(終了)
  3. お申し込み完了です。当日は受付でお名前をお知らせください。

■参加費

一般
  一般
未会員
一般
会員
学生
未会員/会員とも
1日のみ参加 1,500円 1,000円 500円
両日参加 3,000円 2,000円 1,000円
懇親会 3,500円 3,500円 2,000円

 

■主催
日本ボランティア学会/青森県立保健大学
■後援
あおもりNPOサポートセンター/青森県社会福祉協議会
■協力
国際芸術センター青森
■協賛
青森社会福祉振興団/弘前わかば会
■部分共催
21世紀社会デザイン研究学会/アートミーツケア学会