財団法人たんぽぽの家

「色彩と形の大胆さに魅せられました」ひと・アート・まち奈良レポート

今回で9回目を迎える「ひと・アート・まち」のメイン展示が終了しました。今回は奈良県内で活動する9人のアーティストの表現をとおして「はたらく」こと、「あそぶ」ことが「生きること」につながることを伝える試みです。

最終日は出展作家の古谷秀男さん、中村真由美さんが自分の作品を紹介したり、リクエストに応えてその場で作品制作をしました。日々の仕事の合間に楽しみとして描く古谷さん、表現を仕事として選んだ中村さん。二人の描くことへの楽しさ、真剣さ、作品の魅力は来場者を魅了しました。

障害のある人の表現は、もはや専門家に驚きや珍しさの目で迎えられるのではなく、私たちが日頃暮らす日常のなかでこそ存在が認められるべきです。その一つの事例として「エイブルアート・カンパニー」の取組みを紹介しました。ただ作品を楽しむだけでなく、それがデザイン化され、商品として社会のなかで認知されつつある様子をご覧いただけたと思います。

5日間というとても短い期間でしたが、来場者からは「色彩と形の大胆さに魅せられました」「自分も表現をしているがとても勇気づけられた」など、とても多くのメッセージをいただきました。ありがとうございました。

ひと・アート・まちは3月まで続きます。奈良県内約40ヵ所を巡る「プライベート美術館」は現在開催中です。詳しくはこちらのページをご覧ください

HAC08会場風景
作品と静かに対話する来場者。会期中は704人が訪れた。

アートストップ古谷さん
アートストップ:古谷秀男さんの制作する姿に引き込まれる

アートストップ中村さん
アートストップ:リクエストにこたえてイラストを描く中村真由美さん

 

プライベート美術館・奈良町プロジェクト開始!

奈良町界隅の14店舗に1月15日(木)~2月27日(金)の期間、18作品を展示しています。より多くの人たちに作品を見て楽しんでもらおうと、奈良町の落ち着いたレストラン・カフェ・美容院などのお店で展示をしています。それぞれのお店では、食事をしながらゆっくりと絵画を眺めたり、くつろげる空間をかもしだしています。お店の方々も「華やいだ雰囲気になり、絵の力強さや面白さからこころも和んでいくよう」と好評でした。奈良町散策もかねて、作品を眺めながらお茶や食事の機会を作ってみてはどうでしょうか?

プライベート美術館は、アートをもっと身近に感じ、楽しんでもらうための新しい試みです。障害のある人たちのアートを通して、まちをより豊かな美しい空間にすること、そして日常空間を楽しんでいただくことを目的とします。(寺田)

jugo.hair&beauty
jugo. hair&beauty(美容院)の展示風景