
福祉をかえる「アート化」セミナーは、〈アートは人間を幸福にする〉という考えのもと、人間が可能性を十全に発揮できる社会と、人間が主体的に生きる福祉の実現をめざして議論をかさねてきました。
なかでも障害のある人たちの創造活動が、いのちの貴さを感じ、心の豊かさを獲得する手段になるとして「アート化」を推進してきました。近年、そこに経済的な豊かさを付け加えられないか、という議論をつづけてきました。
7回目をむかえる本セミナーでは、生きていることが幸福でありたいという感情にもとづくアートの本質を押さえつつ、障害のある人たちがアートを「仕事」にするにはどうすればいいのかを考えてみたいと思います。
今回のテーマは、「プロダクトアウトからマーケットイン」です。プロダクトアウトとは、つくり手の都合を優先する、いわば“つくってから売り方を考える方法”です。一方、マーケットインとは、顧客や購買者の好みやニーズを理解して“売れるものをつくる方法”です。企業などでは商品開発・生産・販売活動を行ううえで重視されています。
しかし、福祉では、こういう視点が欠落してきたと思うのです。そこで、福祉を超えるビジネスモデルをもとに社会的企業とアートの可能性について学びあいたいと思います。みなさんのご参加をお待ちしています。
主催:財団法人たんぽぽの家 共催:エイブル・アート・ジャパン 協力:特定非営利活動法人まる
人間の生命の質・生活の質・人生の質が問われるこの時代にあって、〈福祉〉には何が求められているのか。タウン情報誌の編集長、博士学位(比較社会文化)というユニークなキャリアから、私たちの地域社会、そして〈福祉〉のありようをみつめます。
障害のある人の居場所づくりにこだわりながら、自由な表現を育む新進気鋭のアートスペース。表現は個人にどのような可能性をもたらすのか。アートスペースは地域社会をどう変えるのか。
勤めていた社会福祉施設を辞し、仲間とともに起業。障害のある人の仕事として、陶器製品製作、食品加工、施設間連携のプロジェクトなどをダイナミックに展開中。
障害のある人の「働く場所」を創りたい!と個人事業をスタート。以後、NPO法人、社会福祉法人格を取得し、近年は株式会社を設立。民間企業との連携や施設商品のブランディングに取り組む。2008年より長野県工賃アップアドバイザー。
(1、2のどちらかを選択)
(株)イデアインターナショナルの商品開発において、鎌倉および福井の授産施設と取り組んでいる協働事業が注目されています。国内の伝統工芸の産地で、デザインを軸に、新商品の開発・人材育成に携わってきた専門の立場から、デザインが福祉の現場にもたらした変化とはなにかを考えます。
障害者自立支援法以後、「アートは仕事にならない」と表現活動をやめた施設があります。アートの価値とはなにか。自ら描きつづけるアーティスト柳田烈伸と、アートを軸に新しい価値を社会につくりだそうと日々格闘するスタッフとともに考えます。
(3〜6のなかから一つ選択)
障害のある人たちがもつ可能性を適切に見極めて、仕事を開発し、それを工賃に結ぶことが求められています。アートセンターHANAのヒット商品開発までの試行錯誤を事例に考えます。また、組織としての議論や個別支援計画作成、環境づくりについても考えます。
作品をうむことだけがアートではありません。日々の生活を豊かに感じる、そのことを互いに発見して交感することもアートの大切な可能性です。自然のなかでの遊び、音やリズムに触れること、衣食住のなかでの彩り、好きに寄り添うサポートなど、身近な生活のなかで楽しめるアートのヒントを報告します。
アートはときに、その人の〈生きた証〉ともいえる価値あるものです。材料についての特性や保管の技術を知ることで、その表現はより深い価値をもち、今後の発表の機会を支えます。実践から紡ぎだされてきた、あなたの施設でもできる!作品の保存と管理についての実践プログラムです。
施設でうまれた作品はだれのものでしょうか。ビジネスの世界で作品が使用される場合、作品にかかわる契約や著作権管理は、実際どのようなものなのでしょうか。作家、所属施設とのあいだで合意しておくべき考え方を、事例を通して考えます。
分科会内容と会場の都合上、定員設定のあるプログラムがあります。
やむをえない事情により、プログラムの一部を変更させていただく場合があります。
障害のある人の表現活動に関心のある人。また、表現活動を軸にした製品開発や起業に関心がある人。福祉・芸術文化・中間支援の各団体および、行政・企業・助成団体の担当者や、学生、教員など。
定員: 各日100人
| 一般 | 学生/メンター会員 | |
|---|---|---|
| 全日程参加 | 15,000円 | 12,000円 |
| 部分参加 10/3[土] | 8,000円 | 6,500円 |
| 部分参加 10/4[日] | 8,000円 | 6,500円 |
| 交流会 10/3[土] | 3,000円 | |
| HANA見学ツアー 10/4[日] | 無料 | |
| HANAランチ 10/4[日] | 400円 | |
9月25日(金)〜10月2日(金)......参加費の50%
10月3日(土)以降......参加費の100%
全国から集まった皆さんと情報交換するチャンスです。配布または閲覧用の資料をお持ち寄りください。掲示物は、1団体につきA3サイズ以内、ボードにピン留めできるものに限ります。詳しくは事務局までお問い合わせください。
財団法人たんぽぽの家(担当:柴崎、北田)
Tel: 0742-43-7055 Fax: 0742-49-5501
Email: ableart●popo.or.jp(●を@に変換して送信してください)
たんぽぽの家アートセンターHANAギャラリー
10月4日(日)14:00-15:00には、アーティスト柳田烈伸によるギャラリートークを開催します(一般公開)。
10月4日(日)昼食時/たんぽぽの家 駐車場
ランチタイム・セミナー
「移動販売」という新しい働き方 in 奈良![]()
障害者自立支援法では、日中活動系サービスにおいて規制緩和されたため、活動拠点のひとつを移動販売車にすることが可能になりました。今回の講演では、その移動販売車に関わる制度、許認可や商品開発、行動支援設計の実際について、先進事例を交えながらご紹介したいと思います。当日は、実際に移動販売車も登場します。ご賞味頂いてから、是非セミナーにご参加ください!!
詳しい内容はこちらからダウンロード
たんぽぽの家アートセンターHANAショップ
全国各地から取り寄せた商品を紹介。おみやげとして購入できます♪
コミュニティショップCHIRORI
奈良市芝突抜町12(奈良町界隈) Tel:0742-26-8830
10:30-18:00 月・火定休
www.chirori-shop.com
フェルトや手織り布を使った袋物や小物が勢揃いします。
10月4日(日)17:00-18:00
たんぽぽの家シアターポポ
料金:無料(カンパ制)
くわしくはこちらのページをご覧ください。