11月1日、2日、たんぽぽの家でアート化セミナーが行われました。建物にこもっているのはもったいないくらいの穏やかな秋晴れでしたが、全国から(北は北海道、南は九州の福岡)施設職員や特別支援学校の教諭、大学生などたくさんの方に参加していただきました。
たんぽぽの家のメンバーによる挨拶から始まった1日目は、5つの施設から実践報告をしていただきました。ひと言に施設と言っても内容はさまざまで、とても興味深く、驚きました。残存機能を最大限に生かした方法での制作や、メンバーの個性に合わせたやりかたで才能を切り開いたり、待つことでメンバーさんのことを知ることが出来たりと、共通してどの施設の発表者もメンバーのことを考えていて、とても思っているという事が伝わってきました。
2日目は分科会で、作品の商品化や、施設のプランニング、展覧会の作り方など、さまざまな視点ら福祉施設を見つめられたと思います。特に午後のプログラムでの、「生活支援とアート」は参加者も多く、今回のアート化セミナーで重要だと感じている“豊かな生活があってこそ、良い物作りが出来る”ということが再認識できたのではと思います。生活の場は人目につかないこともあってなかなか目が向けにくいところもありますが、決して忘れてはならないと思います。
2日間のセミナーでは、新しい知識や発見、そして様々な方との出会いなど、とても濃い時間を過ごされたと思います。参加者それぞれが、施設や職場に得たものを持ち帰って、これからの仕事に活かしてもらえたらなと思います。(市川萌)
[たんぽぽ通信08年12月号より]